タオの教えは、素朴で母性愛に溢れた普遍的な教えだ。そのため権力者による支配や権威には役に立たず、社会の中で、特に支配者階級には注目されることがなかった。
しかし実のところは、古代日本の天皇制の中に、タオイズムの影響が見られたり、平安時代に日本で生まれた陰陽道は、タオイズムに深く根差していたりする。
陰陽道というと、映画の影響もあるかもしれないが、安倍晴明という陰陽師のイメージがある。けれども陰陽師のお役目は、映画みたいに「鬼」といわれた霊的なものに対処することよりも、天体や自然界の「氣」を読み取り政治や暮らしに生かしていくことが主なもので、陰陽道はそれを極める道だった。
陰陽師は国に仕える、つまり国家公務員で、彼らは中務省の陰陽寮という組織に所属していた。
その陰陽寮が廃止されたのは、なんと1869年(明治2年)だ。
ほんの150年前まで、この国では天地自然の氣を読んで、政や暮らしに生かしていく官職があった。
と思っていたらもっと最近、なんと太平洋戦争末期に、戦局を変える起死回生策として、見えない力を使うことが行われていたらしい。時の日本政府は国内の仏教・神道・キリスト教の指導者たちを動員し、当時のアメリカのルーズベルト大統領を呪詛(呪い殺す)するための祈祷が行われた。
宗教界の戦争協力として、このようなことが行われていたかどうかを明らかにする試みが、研究者によって行われている。(興味ある方は、日本国際情報学会誌『Kokusai-Joho』 4 巻 1 号2019.7.7発行 「1945年ルーズベルト呪詛説に関する一考察」,増子をご覧あれ)
ちなみにルーズベルト大統領は、この祈祷の3ヶ月後に急逝している。呪詛された結果であるかどうかは、わからない。
なんだか、話が呪いの方へと脱線してしまったが、つい80年前まで、日本では見えない力を公式に使っていた。ということ。
このような力は、ありえないもの、低俗で迷信のようなものというレッテルが貼られたのはその後のことだ。
このような力を、自身の健康や幸せ、周囲や地球全体の幸せのために生かす、お洒落なカフェでのプチ陰陽寮、開催します。湯河原にて。
☯️タオの心とからだの秋養生
日時…8.26(土)10:30-11:45
会場…@t_s_yugawara さん奥座敷 (湯河原町土肥2-2-2)
会費...2500yen + 500yen〜の1ドリンクご注文ください.
(タオ友会員様は2000yen + 500yen~の1ドリンク)
お名前、ご参加人数をお知らせください。